「猫ロボットで効率化だ!→採用も増えちゃいました」 ガストやしゃぶ葉で導入の配膳ロボット。運営会社も驚いた“意外な効果”を聞いた

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 14
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
すかいらーくホールディングス ベラボット
2021年8月からすかいらーくグループに導入されている猫型配膳ロボット「ベラボット(BellaBot)」(写真提供:すかいらーくホールディングス)
ライター・編集者の笹間聖子さんが、誰もが知る外食チェーンの動向や新メニューの裏側を探る連載「外食ビジネスのハテナ特捜最前線」。第9回は、猫型配膳ロボットを導入したすかいらーくグループの「人とロボットの共存」戦略と、それに伴って生まれた意外な効果に迫ります。

すかいらーくグループ系列のファミリーレストランに入ると、猫型のロボットが行き来しているのを見かけるのが当たり前になった。

「人手不足の解消に役に立っている存在」と認識していたのだが、その実態はただの省人化ツールではないという。むしろ、「多様な人材の採用拡大」という、意外な波及効果を生み出しているそうだ。

いったいなぜそのような効果が出ているのか。すかいらーくグループに取材を申し込んだところ、文書での回答を得られた。

すかいらーくホールディングス ベラボット
耳をなでると「くすぐったいにゃ」と言って喜ぶ(写真提供:すかいらーくホールディングス)

猫型配膳ロボット、3000台が全国で走る

すかいらーくグループでは現在、約3000台の猫型配膳ロボット「ベラボット(BellaBot)」を約2100店舗に導入。各店舗でいうと1~2台、広い店舗では3台が稼働している。

【画像】「しゃぶ葉」で皿を下げる猫ロボ。障害物があって動けなくなると"怒りの表情"を浮かべたり、暇になると"居眠り"することも
次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事